ムーンショット すがけんさんの書籍。おおわくの内容は「イシューからはじめよ」や「仮説思考」とかなり近い感じ。難しい言葉が使われていないので読みやすさは抜群だと思う。全体的に内容の納得度も高く、第4章ではさまざまな職種やシーンで使えそうな実務寄りの話しも書かれていてるのもよい。
ただ、やさしく書かれているがゆえにコンサル系の書籍やロジカルシンキングを学び、実践している・したことがある人からすると、物足りなさを感じるかもしれない。なので、社会人経験の浅い人やロジカルシンキングを学んだことがない人が入門書的に読むのがよさそう。印象に残った部分や肝に銘じたい部分は下記にメモしておく。
章立て
メモ
- 分解思考とは
- 抽象度が高いモノゴトを小さく分けて解像度を上げる思考のこと
- 解像度が上がるとぼんやりしてた問題がクリアになり、重要な課題を抽出することができる
- 課題がわかれば意味のある施策が出せるし、時間軸で区切ればゴールまでの道筋を明確化するこができる
- そんな感じで理解した
- 大枠はロジカルシンキングと同義と考えてよさそう
- 反対思考
- ヌケモレを無くすためにあえて反対、真逆の思考で考える
- 面白い↔堅実、派手↔地味..etc
- 価値を捉え直す
- 視野、視座、視点を変える
- 問題や目標を挙げる
- 問題や目標を具体的にする
- そのために必要なスキルや条件を挙げる
- いつまでに何を揃えれば理想の状態を達成できるかを時間で分ける
- 曖昧な目標に対しては「なぜ」で問いかけて目的に戻る
- 「なぜ」で目的に戻ったらそこからまた目標を問い直す
- 感覚的な基準は数に変えてみる
- うまくいっている企業を分解する
- やっていること→何に効くか
- 「たとえば?」という質問
- 角が立ちにくい
- 解像度が上がる
- 関係者のイメージが合う
- 出し戻しや齟齬が減る
- 成功確率も上がる
- チームの皆で答えを見つける
自分たちで気づき、自分たちで決めたことであれば、うまくいかなかった時に自分たちで振り返りながら軌道修正を行えます。
何かを行うためのエネルギーは自分の中からしか湧いてこないからです