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読書記録と日常のあれこれ。

直感の経営|読書メモ

SECIモデルで有名な野中さんと山口さんの本。アカデミックな内容で理解しきれなかったけど第2章以降は自分毎化できる内容があり仕事を進める上でも活かせそうと感じた。

章立て

  • 第1部 なぜ現象学はすごいのか
    • 第1章 現象学は欲張りな学問
    • 第2章 本質直感という方法
    • 第3章 先入観を「カッコ」に入れる
    • 第4章 感覚と知覚は何が違うか
    • 第5章 「現在」の成り立ちを問う
    • 第6章 現象学脳科学・仏教
    • 第7章 二重の相互主観性
    • 戦略とは「生き方」である
  • 第2部 現象学的経営の本質
    • 第8章 SECIモデル
    • 第9章 相互主観をどう育むか
    • 第10章 集合本質直感の方法論
    • 第11章 「物語」と「物語り」
    • 第12章 本質直感の経営学
    • 日本人の集合本質直感の力

メモ

  • 感覚の本質は共感にある
  • 知識創造を実践するためには対話や実践という人間同士の相互作用が起こる場所や時間・空間が必要になる
    • リアルだけでなくデジタル空間も含まれる
  • 棲み込む
    • 他者あるいは環境に感情移入し相手の立場にたって物事を見ること
  • 他者との共感を育むことで共創へと変化する
  • 場の例
    • 京セラ:コンパ
    • ホンダ:ワイガヤ
    • コロナ以降、こういった取り組みはできていないはず。どうやって代替しているのか気になる
    • オンラインツールを使っているのか、単位を小さくして実施しているのか、リアル×オンラインの組み合わせなのか
    • それによって以前との比較はどうなっているのか
  • 同じ空間で意見を交わし反応する→他者との共振、共鳴、共感につながる

戦略の最大の目的は、目前の矛盾や対立関係を着実に克服し、組織のビジョンを実現することにあります。

  • 他者と対話し、何らかの新しい知を生成すれば30分前の自分とは変化しているはず
  • 暗黙知形式知→結合→創造
  • 個人→集団→組織×主観↔客観のマトリクスはわかりやすい