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読書記録と日常のあれこれ。

SkateBoarding is Best

オリンピックで金メダル連発のスケートボード。その効果もあり、連日ニュースで目にするようになって久しいスケボーについて書いてみようと思う。

 

オリンピックでは、実況アナと解説者 瀬尻稜とのラフで軽妙な掛け合いや選手の楽しみながらも攻め続ける姿勢、そして順位に関係なくメイクしたら称え合う姿が話題になっていた。

 

また、スケーター同士であれば当たり前の光景(コト)でも、初めて見る人達からすると新鮮で、かつ、これこそがオリンピック本来の姿だと言わんばかりの表現で記事にされていたりする。

news.yahoo.co.jp

 

 

Googleの検索状況を見ても、”スケボー”のキーワードがオリンピックの開催式以降急上昇している。(自分の観測範囲だと)去年のゴールデンウィーク時期以来の盛り上がりだ。去年はコロナ元年で蜜を避ける手軽な遊びを探す人たちがスケートショップやサイトに来訪し、実際品切れが続く店舗が多かったと記憶している。知人のショップオーナーが「バブってる」と言っていたことを思い出す。

 

 

そのゴールデンウィーク以上の検索ボリュームや連日の盛り上がりを見るとオリンピックの影響力のデカさをあらためて感じるし、今後のスケートボード業界がどのように変化していくのかが非常に気になるところ。

 

因みに、スケーターの中にもオリンピック推進派と反対派がいた。

個人的にはマイナーでアングラなイメージがあるスケートボードが光のあたる場所で認知されることは絶対にプラスだと思っている。
おそらく一般的なスケートボードに対するイメージは、”危険”、”うるさい”、”やってる人が怖そう”等のイメージが先行していると思うし、あながち間違いでもなかったする。(3点目以外は)
ただ、こういったイメージが先行していて、かつ、ビジネスとしてスケールする可能性が小さいとスケートボード業界にこれ以上の成長は無いし、世間一般的にも広まっていかないと思っている。なので、今回のオリンピックは総じてプラスだと思う。

ただし、考えなくてはいけないのはオリンピックをきっかけにメジャースポーツ化した場合、スケートボードの原点である”ストリート”はどうなるのか?
おそらく日本では欧米諸国と同様の環境には中々ならないのではと感じる。
では、パーク(スケートボード等ができる施設)はどうか。
パークに関しても公共、民間含めスケートボード人口をカバーするのは難しいと思う。
パークは作って終わりではなくメンテナンスが必要なため、収益を得るか税金を投入する必要がある(公共の場合)。ただ、パークの入場料だけで維持運営していくのは結構難しいのが実情で相応の資金が必要となる。そうなると、企業とタイアップで作るとか公共性を高めた施設でないとそもそも建設自体も簡単には通らない。この状況は中々変わらないと思う。

また、スケートボードの本質である、”ストリート”に対する目もどう変わるのか。
オリンピック前までは言わずもがな邪魔者でしかなく、リスペクトの対象には絶対にならなかった。でも、スケートボードはストリートの文化でうまれた”本気の遊び”なので、ストリート抜きでは語れず、それは今後も同様だと思う。
仮にパークが増えたとしても、パークのみでスケートボードをするスケーターがどれだけいるだろうか。それは、街全体を表現の場として捉え、自由闊歩にライドし、スポットをメイクしていくスケーター本来の姿とはかけ離れている。あの、オリンピックの優勝候補と言われていたナイジャも選手村でチルしてたからね。

 

 
 
 
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それと、金メダルを取った堀米悠斗もTHRASHER MAGAZINE の表紙飾ってるしね。
※THRASHER MAGAZINEは全スケーターのバイブルです

 

heshdawgz.com

 

話が色々飛んでしまったけど、スケートボードの認知が広がり、好感度も一時的には上がったということはスケーターやスケートボードに対する見方もプラスに変わっていくしよい傾向だと思う。
それと、安全にスケートボードができるパークは本当にもっと増えてほしいしそうなればスケボー人口ももっと増えて世の中に対する影響力も大きくできると思う。
ただ、ストリートどうなる問題は引き続きあるし文化としてどう育てていくのかというのは考えていかなければならないけれど、とりあえず、スケートボードは自由で最高の遊びだということを言いたかった笑。
(タイトルの”SkateBoarding is Best”はWe are Blood”というスケートビデオで海外のスケーター(名前忘れた)が言ってた言葉で、これ以上無いナイスな表現だなと思っている。