グロービスっぽいなと思ったら元グロービスの方が書いた本だった。「問題解決」に関する書籍はいくつもあるけどステップごとに分解して説明されているのでかなりわかりやすかった。自分でもわかっているつもりでもできていない、浅いと感じる項目がいくつかあったのでこれを機にしっかりと対応できるように気をつけねばと感じた。やっていこう。
書籍情報
- 著者 浅田すぐる
- 発行 2022年10月1日
章立て
- 第0章 エピソード0:「はたらく」
- 第1章 エピソード1:「TBP」
- 第2章 エピソード2:「問題解決」
- 第3章 エピソード3:「紙1枚」
- 第4章 エピソード4:「制約」
- 第5章 エピソード5:「標準化」
- 第6章 エピソード6:「知行合一」
- 第7章 エピソード7:「動作」
- 第8章 エピソード8:「考え抜く」
- 第9章 エピソード9:「やり抜く」
- 第10章 エピソード10「横展」
- エピローグ エピソード11:「紙0枚」
メモ
- 「働く」とは傍を楽にすること=周囲のための貢献すること
- トヨタ・ビジネス・プラクティス(TBP)
- ①問題を明確に定義する
- ②問題を分析し、分解する
- ③改善の目標を設定する
- ④真因を分析する
- ⑤対策を立てる
- ⑥対策を実行し、最後まで見届ける
- ⑦結果とプロセスの両方を見る
- ⑧うまくいったプロセスを標準化する
- ビジネススキルのセンターピンは問題解決力
- ロジカルシンキングやコミュニケーション力、読解力も大事だが上記に内包されている
- 「困らんやつほど、困ったやつはいない」
- 困らんやつ=問題を発見できないやつ
- 「なぜ?」を5回繰り返すよりも、「何が問題点か?」を5回繰り返す
- 原因を根本原因まで掘り下げ真因を突き止める
- 対策案の絞りこみ方
- 貢献度:実施したときのインパクトが大きな対策はどれか?
- 難易度:比較的用に導入できそうな対策はどれか?
- 鮮度:今すぐ導入しないと効果が薄まる対策はどれか?
- 問題解決の本質は、「拡げる」と「絞る」の繰り返し
- 考え抜けないのは「考え方」ではなく「考える材料」が頭にないから
- 事務系職場における7つのムダ
- ①会議のムダ
- ②根回しのムダ
- ③資料のムダ
- ④調整のムダ
- ⑤上司のプライドのムダ
- ⑥マンネリのムダ
- ⑦「ごっこ」のムダ
- AlwaysOptimizing=常に最適解を目指す
- 合理的には事前と事後の2種類がある
- 「事前」合理的な問題解決とは、TBPのSTEP5までをあらかじめしっかりと考えに考えに考え抜いてから、STEP6のやり抜くフェーズに進むような「石橋をたたいて渡る」スタイル
- 「事後」合理的な問題解決は、必ずしも5つの手順を丁寧にはやらずに不完全なまま実行フェーズに入ってしまう。「石橋を渡りながら、あるいは渡った後から叩く」
- 事後的に成功の要因を振り返り、偶然の勝利を必然へと転換すべく「ベスト・プラクティス」化し今後に生かす
- 百錬自得
