人生で一番大切なのは思い出をつくること。なのでお金は大切だけど稼ぐことだけを目的にしてはいけない。
前に読んだ大前研一さんの「やりたことは全部やれ」を思い出した。
人生は有限。お金やリスクばかり気にしていると機会を逃してしまう。例えば、時間とお金に余裕ができたとしてもそれが80歳だとするとやれることは限られている。また、家族や仲間との時間や経験はタイミングを逃すと次がないケースもある。
- リスクを取るなら人生の早い段階のほうがいい
- 行動を取らないことへのリスクを過少評価するべきではない
- リスクの大きさと不安は区別すべき
- 人生の幸福度はお金ではなくどれだけ楽しい思い出を残せたかで決まる
章立て
- ルール1 「今しかできないこと」に投資する
- ルール2 一刻も早く経験に金を使う
- ルール3 ゼロで死ぬ
- ルール4 人生最後の日を意識する
- ルール5 子供には死ぬ「前」に与える
- ルール6 年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する
- ルール7 やりたいことの「賞味期限」を意識する
- ルール8 45~60歳に資産を取り崩し始める
- ルール9 大体にリスクを取る
メモ
今しかできないことに惜しみなく金を使え
節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験を失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。
明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことを忘れない。
人生の最後に残るのは思い出
- 記憶の配当
- 元の経験から副次的に生まれる経験
- どの年齢で、どれくらい金を稼ぎ、どれくらい楽しい経験に金を費やすか
- 富の最大化ではなく人生の最大化
- 人生の残り時間を意識する
- 限られた時間とエネルギーをどう使うべきか
- 子供には死ぬ前に与える
- 生前と死後、どちらで与えるかで価値が変わる
- 生前の方がうれしいし価値が高い、死後はうれしさも価値も下がる
- 26歳~35歳の間に与えるのが最善
- お金の価値を十分理解し、メリットを享受できる可能性が高いから
子供と一緒にどんな経験をしたいか
「金を稼ぐこと」と「大切な人との経験」をトレードオフの関係として定量的に捉、自分の時間を最適化する
健康は金より重い
金の価値は加齢とともに低下する
- 金、健康、時間のバランスを考える
- 20~30歳は金は少ないが時間と健康はある
- 31~60歳は金、健康、時間のバランスが一番いい
- 61歳以上は金と時間はあるが健康が心配
- これは本人だけの話なので家族構成や友人関係全体を鑑みる必要がある
もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。
- タイムバケット
- 自分は残りの人生で何をしたいのかを考えるためのツール
デメリットが極めて小さく(あるいは、失うものがなく)、メリットが極めて大きい場合、大胆な行動を取らないほうがリスクとなるということだ。
年を取ると、失うものは増える。成功して得られるものも少なくなる。
リスクを簡単に取れる時期を生かし切れていない人は多い
今、リスクを取れないなら、いつ取れるのか?