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読書記録と日常のあれこれ。

ケニア旅行記 ~ナイロビ市内~

この写真だと伝わりにくいのが残念だけど活気があり、異国ということも相まって景色を見ているだけでも面白い。

街並み

ナイロビ市内はオフィスビルにショッピングセンター、高層マンションなどが建ち並んでいて想像以上に発展している。道路もきちんと舗装されており車やバイクが行き交い「都市部だなぁ」という感じ。ただ、整備されている場所とそうでない場所の差が激しく、特に歩道は舗装が粗く土っぽい。

交通マナーも微妙で信号無視や無理な追い越しもしょっちゅうなので日本のあおり運転がかわいく思えるくらいだ。特に「マタツ」とよばれる乗り合いバスはめちゃくちゃ運転が粗い。とにかく早く多くの人を運ぶことが重要でそれが給与に反映されるらしいため、運転が粗くなってしまうとのことで、それらしい理由があるという点がまたおもしろい。その他にもデコトラならぬデコバスも走っていてその派手な外観が一層目を引く。

観察していると派手なバスと地味なバスがあることに気づく。聞いてみると派手な方は若者が運転していて地味な方は年齢高めの人が運転しているとのこと。ただ、運転の粗さは全く変わらないということで「荒っぽさは同じかい!」と心でツッコんでしまいそうになる。

そこら中に走っているデコバス

街には色々な露店が軒を連ねていてる。果物屋、花屋、定食屋などはもちろん、カゴバッグ屋に家具屋なんかもある。なんなら公園に置いてあるようなブランコなどの遊具も道端で売っていて驚かされる。遊具については富裕層や金持ち学校が買うのかな~なんて想像したりしていた。

花屋

カゴバッグ屋

果物屋

遊具屋

家具屋

滞在先の近くにはおばちゃんが一人でやっている売店があり、そこでお菓子なんかを買ってみた。紙幣で支払うのかと思いきやMペサという電子マネーでの支払いがメインのようでこんな小さなお店でも電子マネーが浸透しているということにも驚かさせた。実はケニア人の大半は携帯電話を持っていて決済方法もMペサがめちゃくちゃ普及しているとのこと。実際、観光で回った先の大体の箇所でMペサの表示があったのでその普及度は相当なものと思われる。

ショッピングセンター

ショッピングセンターはナイロビ市内に大小様々な規模で点在していて今回は3箇所回ることができた。

中はすごくきれいで日本の小洒落たショッピングセンターと大差なく、テナントで入っているお店も見慣れたピザハットやケンタッキー、ローカルのチェーン店等がある。昼飯としてローカル店のハンバーガーを食べてみたけど普通に美味かった。ちなみに値段は日本で食べるのとそこまで大差はなしなので比較的高額なお店なのだと思われる。

ショッピングセンターにきて衝撃的だったのはセキュリティの厳重さ。まず敷地内に入る前に警備員によるIDチェックや持ち物チェックがある。そこを抜けると今度は建物に入る前にカバンの中身を見せたり、金属探知機でのチェックがあり、なにも悪いものは持っていないのに緊張してしまう。

ここまで厳重なのには訳があり過去にテロ事件の標的としてショッピングセンターが狙われた経緯があるから。これらは街や国民性による治安悪化ではなく国際政治的な事情が複雑に絡み合っていてケニア国内の不安要素として残ってしまっている。

たまたま開催されていたマサイ市

リトル中華街

ナイロビ市内には中華街がある。中華街といっても日本の横浜中華街のような観光地化されたものではなく、ケニア在住の中国人達が集まる小さなコミュニティのことを指す。中華街の中には飲食店やスーパー、銀行から病院等が完備されていて英語が話せない中国人でも何不自由なくやり取りができる。

今回訪れた中華街のお店も客は中国人だらけ。本場中国の味を味わえるということで、わいわいとやりながら美味しそうにメシを頬張っていて活気がある。
別で行った中華レストランの脇には中国資本の派手なホテルが建っており、カジノまで併設されているので至れり尽くせりだ。

なにが言いたいかというと中国人のエネルギーとバイタリティは半端じゃないということ。遠く離れたアフリカの地に根を張り、外国語を話せずとも生活できてしまうようなコミュニティを作り上げるのは容易ではないと思う。ここケニアにも途上国支援ではなく(そういう意味合いもあるかもだが)、がっつりとビジネスをしにきているという証拠であり、そのエネルギッシュさは日本人も見習うべきなのではと感じた。余談だがケニアにはインド人が沢山いる地域もある。

一方でそれらに匹敵する規模の日本人コミュニティはいま時点ではないらしい。いつまでも先進国と途上国という意識でいるといつのまにか追い越されてその背中を眺めている、なんてことになるのではないかなと本気で感じてしまった。

カジノ併設のホテル

 

カルラ・フォレスト

ナイロビ市内にありながら雄大な自然を味わえる場所。敷地に入るには入場料が必要なため、治安がよく外国人でも安心して歩き回ることができる。

ゲートで警備員に入場料を支払い入場。車を停めるとすぐそばにウォーキングコースのスタート地点があり、そこから園内を散策できる。ちなみにペットボトルは持ち込み禁止なので入り口のテーブルに置いておく必要がある。余談だがケニアはビニール袋も製造禁止になっていて海外からの持ち込みもNGとなっている。

ペットボトル置き場

当日は多くの外国人が気持ちよさそうにウォーキングやジョギングをしていてケニアというより別の国にきたような気分になる。

園内はかなり森深く渓流や滝、洞窟なんかもあるので子供連れでも楽しめると思う。

今回は立ち寄らなかったけど駐車場近くにカフェレストランがあり、雰囲気もよく。ウォーキング後に立ち寄るのによさそうに感じた。

ケニアならではの注意書き

公衆トイレ前の壁画

 

他にも色々行ってきた!どれも印象深くてよい経験ができた

 

 

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