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読書記録と日常のあれこれ。

ファイナンスってなに

ファイナンス

この言葉を聞くだけで拒絶反応を示してしまう、、なんて方もいるのでは?

かく言う自分も「ファイナンスアレルギー」の持ち主なのでその気持はよ~くわかります笑

実務で財務系を仕事をしている方ならともかくほぼ無関係(事業活動全体ではつながっているものの)な職務の人は用語からしてチンプンカンプンですよね、、

自身の学びとしてこのブログに日々の学びや気付きを書いていこうと思います。

そもそもファイナンスとは?

ウィキペディアで調べるとこんな感じ

 古くは、金融のこと(ここから派生して金融法務のことを指すことも。)
 現代的には、財務ないし財政のことも指し、特に金融工学や数理ファイナンスを指す。

なんだかよくわからん、、

 

ぼくが通っているビジネススクールでは投資家視点のインベストメントと企業目線のコーポレート・ファイナンスに大分されると教えられました

両者の違いとして、インベストメントは投資家がどのような投資を行うかを指し、コーポレート・ファイナンスはどのように資金を調達し分配するか、という感じです

どちらを重点的に学ぶかはその人それぞれの立場や習得したいスキル次第で設定するとして、これからの時代、ビジネスパーソンとして大枠の概念は覚えておくことが重要だ思います

 ちなみに、朝倉 祐介氏のファイナンス思考では以下の4つに構造化されてます

ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

 

会社の企業価値を最大化するために、

  1. 事業に必要なお金を外部から最適なバランスと条件で調達し、(外部からの資金調達)
  2. 既存の事業・資産から最大限にお金を創出し、(資金の創出)
  3. 築いた資産(お金を含む)を事業構築のために新規投資や株主・債権者への還元に最適に分配し、
  4. その経緯の合理性をステークホルダーに説明する(ステークホルダー・コミュニケーション

という一連の活動

めっちゃしっくりくる!

ファイナンス」という言葉を説明するさいは上記4点を説明できればOKですね

ファイナンスを身につけることの意義

「数字とか細かいことは嫌い」「実務は机上の空欄じゃないからファンナンスなんて、、」

とか思いませんでしたか? 自分は思ってました(今でも少し、、)

でも学んでみると結構おもしろいんですよね

事業活動を行う上で欠かせない資産の話なのでつまらないわけがない

聞き慣れない言葉や計算式も全部覚えておく必要はなくていざという時に思い出せる

もしくはざっくり概念を掴んでおいてちょっと語れるレベルでも全然よいと思ってます(専門家ではないので)

前置き長くなりましたがファイナンスを身につけるといいことは、

  1. 事業の意思決定の際の説得力が増す
    定性だけでなく数値で定量的に示すことで新規プロジェクトの立ち上げ重要なプレゼンの説得力が格段にあがる

  2. ステークホルダーとの対話できるようになる
    経営陣や上司に部下、社外には株主や債権者等、企業にはさまざまなステークホルダーが存在してます。資金を得る、使う、いずれの場合も説明責任が発生するものなのでその際のコミュニケーションツールとしてファイナンスの知識は必要

  3. ファイナンスには国境の概念が無い
    アカウンティングの場合は会計基準の違いがあるがファイナンスの場合は万国共通。M&Aや事業承継、事業の継続・撤退の意思決定材料となるファイナンスは共通言語です

こんなところでしょうか。

他にもあるかもしれませんが個人的には上記3点かなと。

アカウンティングとの違い

これもよくわらないですよね?

アカウンティングはある一定期間の収益性をみるのに使い、ファイナンスは個々の事業(投資など)の採算性を判断するために使われるため視点が違う

時間軸もアカウンティングはある一定期間(企業なら四半期や年間)、ファイナンスは中長期的な視点で考えるのでここも大きな違いです

ただし、アカウンティングとファイナンスは地続きの部分もあり共通する言葉も多数あるため「カネ系」の知識としては両輪として捉え学ぶほうが理解は早まる

 

ファイナンス」の言葉の意味や概念に関してはここまで

また時間を見つけて頻出ワードや実務における使い方なんかを書こうと思います